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ガルバリウム鋼板、失敗!!
こんにちは、最近Youtube観ながら寝落ちするかっちゃんです。今回もセキスイハイムを建てる前のお話になります。
雨露さえしのげば住むところなんて全く気にしてなかった、かっちゃん夫婦。マンションは階段の上り下りがキツイし。エレベーターで鉢合わせになると何か気まずい雰囲気になったりするのでマンションは候補から外し、一軒家の中古を購入しましたが。なんと言っても昭和47年建築の物件なのであちこちガタは来ております。土地と建屋込みで1450万円ですからね。ほとんど土地の値段で建屋の価値なんてゼロに近いわけです。

そこで今回は、2004年に中古物件を購入し。その9年後、2013年にリフォームをしたお話になります。
シロアリが発生?!

ある日、かっちゃんが仕事をしていると嫁さんから一通のメールが届きました。「シロアリみたいのが発生しているよ!」。私はですね、まさかと思いましたね。まさかウチにシロアリなんて。そんな話はよその家の話だろって。なんかの見間違いだと思い、仕事が終わって家に帰って家を周りを見てみると…。いました。なんかアリさんがたくさんいました。
うちの家はチワワが二匹います。夏の暑い日なんかはエアコンをつけっぱなしにしているんですが、なんせ木造の平屋のおうち。断熱材なんかあってないものなので、室内がすごく暑くなります。そこで窓には、よしずをしていたのですが。このよしず。1シーズンで廃棄してしまうんですよね。一回使っちゃうと汚くなってしまっておく場所もない。そこで窓から外したよしずはそのまま丸めて適当に庭先に放置してしまっていたのです。それがね、ダメだったんです。その放置したよしずがアリさんの住処になっていたようなんです。別にね、そのまま住んでいてくれればよかったんですが…。


これを見た瞬間、終わった…と思いましたね。アリさんが家の外壁を登っていっています。シロアリなのかはわかりませんが、完全に家の中へ進入を試みているはずです。よくよく見てみるとですね。家の窓枠は古い家ですので、アルミではなく木でできています。雨戸も木製なんですよね。その木の窓枠がもうボロボロなのです…。劣化でボロボロになっているのか、シロアリでボロボロなのかはわかりませんが限界を感じたのは言うまでもありません。
シロアリ駆除の業者に来てもらう
はい、こうなるとですね。家の床下の状態も凄く気になって夜も眠れません(ウソ)。一度、業者に見てもらおうよということでシロアリ業者さんに来てもらうことにしました。
全くシロアリ業者に顔がない、かっちゃん。その辺の変な広告に電話して来てもらうなんてそんな度胸はありません。いくらぼったくられるかわからないですからね。そこで、この地元に昔から商売を営んでいるリフォーム業者さんにまずはお話をして、そこからシロアリ業者を紹介?呼んでもらうことにしました。たぶん、仲介料取られている気もしますが、リフォーム業者経由なので雑な仕事はしないであろうという魂胆です。
そんな感じで、シロアリ業者さんが来ました。おっさん一人です。畳をはがして、床下にもぐっていきました。なんか小さなカメラを持ち映像を写しながら、各部屋の床下を説明をしてくれた気がします。
たぶん覚えてないのですが、このときはシロアリ駆除の作業はしなかった気がします。風通しがいい床下なので、シロアリの被害はなかったと。ただ、床下の地面が外の地面より低いので、雨水がたまったり、家の下が雨水流れる通り道になって、ずっとジメジメしているとのことでした。だから家の中に入ってくるといつもカビ臭いのか、そう思っていました。
テラスがボロボロ

洗濯物を干すテラス。この真ん中の木でできているひさしなのですが、このテラスも月日が経つごとに劣化が激しくなってきました。柱とひさしは木です。屋根がプラスチックみたいなものですね。ポリカではありません。台風が来ると風が直撃して、屋根のプラスチックの部材が風で煽られていつ飛んでもおかしくない状況でした…。
リフォームを決意!

前出の地元のリフォーム屋さん。こちらのショールームに行き、いろいろご相談させていただきました。リフォームする内容はこちら↓
- 玄関ポーチ工事(木材料、木工工事費)
- 板金工事(下地工事 壁&屋根瓦棒部、角波トタン、取合い板金、屋根ルーフ、雀込み板金、軒樋、立樋、集水器、曲がり、既存雨樋処分、既存瓦棒処分、簡易足場)
- 排水改良工事(アンキョウ溝設置Ф60、同上部砕石ビリ仕上げ、残土処分、駐車場壁水抜きパイプ設置、ハツリ補修、U字溝ハツリ補修)
- テラス工事(既存解体処分、カーブテラスR型 6尺×1.5間 物干しセット)
- 屋根瓦工事(軒瓦&袖瓦釘打ち、鬼際コーキング、軒天ピーリング張り補修)
- シロアリ工事(シロアリ工事 17.25坪)
- 雨戸一筋工事(リクシル 雨戸一筋半外付 ルーバー、解体工、分別処分、取付施工)
- 洋室工事(床解体&処分、床下地組、床断熱材、床材 大建工業 フォレスハード、床張り工事、巾木取付け)
- 浴室工事(パイプファン取付け工事)
総額 2,580,000円です!
やるなら徹底的に!
そんな感じでですねー。かなりリフォームする箇所が多くなってしまいました。本来はこれに壁紙クロスの張替え工事も追加しています。洋室の床をフローリングにするなら、壁紙も変えようよ!という感じですね。











リフォーム完了!

はい!こんな感じでリフォームは完了いたしました!工事期間は職人さんがインフルエンザで出て来れなかったり、いろいろありましたがなんとか完成です。
これで、あと20年は住めるぞー!

リフォームして失敗だったところ(ガルバリウム鋼板)
本来なら、家の周りの外壁はトタンで囲むつもりはなかったんです。リフォーム屋さんといろいろお話してると、どこからか外壁も新しくしましょう!家の雰囲気も変わりますし。断熱効果も上がりますしねー。っていう感じで、じゃあついでにやってしまいましょう!っていう流れです。この外壁工事だけで約100万円ぐらいですね。見た目はすごくいいんです。今流行りのガルバリウム鋼板の住宅も増えてきてますしね。
でも、よーく調べてみると違うんです!
- 傷がつきやすい
- 潮風に弱い
- 断熱効果がない
- 遮音性がない
- 結露が発生しやすい
- 洗う手間がかかる
- 業者選びが難しい
もうね、がっかりですよ…。
職人さん一人でガルバリウム鋼板を切ったり合わせたり付けたりしているので、あちこち多少は、雑。そりゃ傷もついてますよ…。
太平洋側に近い地域に住んでいますので、多少はサビのことも考えないといけません。台風の雨風は海水を巻き上げてばら撒きますからね。このガルバはサビには弱かった…。外壁に金属板を使うならもうちょっと高いステンレスがいいらしいです。

鉄板を巻いたら熱を遮断してくれるのかと思ったら、そのまま熱を室内に通しやがった…。ガルバには断熱性はない。なので、本来ならガルバ自体に断熱材がくっついた状態で売られているのが普通らしいです。ガルバの下地にペラペラのシートを挟んだぐらいではね、断熱性なんて期待できませんでしたよ…トホホ。
ガルバの厚みは0.4mmと薄い。鉄板なので振動を伝えやすい。ガルバ単体で使うには遮音性は全くないと思ったほうがいいですね。実際に住んでみても以前と何も変わりませんでした。
ガルバリウム鋼板はとにかくデリケート!施工時に傷をつけてしまうと部材がダメになってしまう。施工時に発生した鉄粉を完全に除去しておかないと、その鉄粉がサビて、そのサビがガルバにもらいサビとして劣化症状を招いてしまう。塗り替えの塗装時も塗料が乗りにくいなど専門的な知識が必要になるんだとか。逆にガルバリウム鋼板の施工を嫌がる業者さんもいるようで、これはもう、メリットなんてないんじゃないかっていうぐらい気分屋な部材です。
メリットも書いておかなければ(ガルバリウム鋼板)
一応ですね、メリットもあるらしいんですよ。
- さびにくい
- 高寿命
- 軽いので耐震性がいい
はい。
ガルバリウム鋼板のココだけは嫌!
いろいろメリットとデメリットはあるんですが。実際に住んでみて思ったことはですね。このガルバリウム鋼板。鉄板なので昼間は太陽の熱を吸収します。なのでガルバ自体に熱が溜まります。この熱が夜になると放出されガルバが冷えます。
鉄は熱を加えると膨張し、冷めると縮まります。ガルバ自体の厚みが0.4ミリです。直射日光がまともにガルバに当たれば熱くなります。それが夜になると冷えます。縮まります。何が言いたいのかというと、夜になると
バキバキ音がなる!
ガルバ自体は釘を打って固定してあります。ガチガチに固定してあるので遊びがないんです。それがガルバ自体熱によって膨張し、そして収縮する。膨張によって逃げ道がないから無理にこじるように膨張し、収縮するときにあちこちからバキ!バキ!と音がなります。

うちのチワワ二匹。その家のラップ音が怖くて、異音がする度に怯えるのです。これはもうどうしようもない現象です。施工が悪いわけでもなく、部材自体の性質なので鉄骨の仕事をやってきたかっちゃんはもうあきらめるしかない。後悔しかないものになってしまいました…。
まとめ
リフォーム自体としては、とてもいいものになりました。室内のフローリング化とクロスの張替え。浴室の換気扇新設。家の周りのアンキョウ工事。水はけもよくなりましたしね。一応、シロアリの薬も撒いてもらいました。
ただ、ガルバリウム鋼板の勉強が足りなかったー。これは本当にこれから家を新築する方や外壁をリフォームする方がみえましたら、ご自分で研究されて納得された上で施工されたほうがいいかと思います。ガルバリウム鋼板はデリケートな部材ですので、職人さんの腕が試されます。デザイン重視の建物をご希望であれば納得できる部材だと思いますが。施工の難しさや日ごろのメンテナンスの難しさなどを考えるとちょっと考え物かもしれませんね。
玄関先に防犯カメラを設置


最近は物騒な事件が多いですので、リフォームを期に防犯カメラを設置してみました。カメラ用の電源が必要ですからね、100Vをリフォーム工事の際に引き込んでもらいました。カメラ本体はアマゾンで購入しました。取り付けと電気工事は業者さんにお任せで、だいたい一日の日当ぐらいでしょうか。地域によって変わってくると思います。このカメラは電源さえ供給すればワイヤレスで画像をドアホンモニタに転送してくれますので大変便利です。モーションキャプチャー(動きを感知して記録する)機能や、照明機能、サイレン機能や、ドアホンモニタを操作してこのカメラから音声を発することも可能です。記録する画像は、動画ではなく、静止画のを何枚も記録する感じになりますので、もし興味がおありでしたら実際に家電量販店で実物をごらんになるほうがいいかもしれませんね。もう、6年以上使ってますが故障は一切ありません。かなりの高寿命ですよ!
それでは、また!
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